「トランスコンチネンツ」のジェットと呼ばれるシチズン製造の腕時計です。ハンドは時、分がクロームのな笹針、秒針が丸い透明板にジェット機が印刷されています。インデックスは面取りのある略字、風防はボックス型でとてもクラシカルです。70年あたりにはやったステンレスメッシュのバンドがセットされています。
管理人所有の時計は文字板がブルーで明るい感じがします。ブルーの海の上を赤い小さなジェット機が飛んでいるのを眺めるのはなんとも楽しいものです。小さなジェットの影が針や文字板に落ちて立体的です。秒針はクオーツですから1秒運針です。シチズンにはF335やF230の1/5秒運針のムーブがあるのでぜひスイープ風のジェット機が見たかったです。
シルバーなど数種の文字板と色がちがう秒針ジェットが組み合わされて各種販売されたようです。
「トランスコンチネンツ」はユーロスタイルのファッションブランドということですがかってはビームスと人気を二分するほど元気だったようですが紆余曲折を経験しています。「ファッション流通ブログde業界関心事」などによると
○東急百貨店グループのヨーロッパ系セレクトショップとして発足
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○流通専門再生会社「キアコン」が買収。
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○イマージュ・ホールディングスが買収。(2004年11月)
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○イマージュ・ホールディングスが
トランスコンチネンツを清算(08年7月)
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○アパレル、ポイント社が商標権を取得(08年12月)
のような流れのようです。再び魅力的な腕時計の販売をぜひとも期待したいです。
購入は在庫があれば「トランスコンチネンツ」系のショップが有力です。半額以下で販売されたこともあったようです。チェックされたし。
裏蓋はステンレスで大きな地球とジェット機のロゴが全面に刻印されていてとてもいい雰囲気。
大きな竜頭にはトランスコンチネンツのロゴが刻印されています。
シチズンの5537キャリパーです。月差±20秒、でかい板状の秒針を回すからか1.5年しか電池が持ちません。
参考リンク
ファッション流通ブログde業界関心事 復活なるか、トランスコンチネンツ
http://dwks.cocolog-nifty.com/fashion_column/2005/06/post_fe5e.html